「そこに愛はあるの?」彼の気持ちが本気かどうか知りたい!
私と真剣に付き合う気持ちはあるの?
彼の気持ちがどこにあるのかわからない。そんな不安や悩みは恋愛につきものですね。本日は心理学をベースに、「そこに愛はあるか」を探ってみたいと思います。
過去の恋愛と彼自身は変えられない
「過去と他人は変えられない」これは、心理学の鉄則。恋愛に置き換えて考えれば、彼の過去の恋愛体験を含め、彼自身を変えることはできないということ。当たり前とお思いでしょうが、恋愛において一番のネックになるのはココなのです。
「大丈夫。きっと彼は変わるわ」
「私なら、彼を変えられる」
100%の自信と言えるほどではないにせよ、恋愛に対してこう思い込む女性が多いと知っていますか?恋愛のマニュアルにも、「その恋を成就させる方法」はあっても「その恋が成就できないケース」はほとんど書かれていませんね。実は、女性が陥りやすい恋愛の罠の一つに、「思い込み」があるといわれているのです。
好きになった男性には他に付き合っている女性がいる。別れた彼女のことをまだ引きずっているらしい。スポーツや仕事に意識が集中していて、恋愛どころじゃないと思っているみたい。
「それでも、出会った頃と比べたら、二人の距離は確実に近くなっているわ!」
そう思えば、二人のこの先を期待してしまうのは当然ですよね。しかし、そんな時こそ思い出してほしいのです。「過去の恋愛と彼自身は変えられない」過去を引きずっていたり、恋愛に対して前向きではない。そんな男性を好きになってしまった場合、相手の心を掴むのは至難の業。一度、彼との関係をみつめてみる心の余裕が必要かもしれませんね。
私だったらどうだろう?と置き換えてみる
「好きで好きでたまらない!」
「どうにかして彼を振り向かせたい!」
「大丈夫。私が彼を変えてみせるわ」
彼との関係を冷静にみつめる、と言われても、なかなか冷静になれないのが恋愛の始まりの時期。彼の心を掴むため、突き進みたい気持ちがあります。それでいながらにして、心はどこか不安で体当たりするまでの勇気は出ないもの。
「彼の気持ちがイマイチわからない」
「思い切って告白しても、ダメだったらショックだし」
頭(思考)と心(感情)が別々のことを感じているのでどうしたらいいのか判断がつかない。そんなケースだと思ってください。そんな時は、まず「彼と私」の立場を入れ替えて考えてみることをオススメします。
1:前の恋愛を終わらせたばかり
実は、終わった恋を引きずりやすい(覚えているレベルも含め)のは男性の方だと言われています。好きになった彼がいまだ前の彼女を引きずっているとしたら。「無意識に二人を比較している」それもアリだと思いませんか?
「前の彼氏はここまで来たら、強引にデートに誘ってくれたのに」
「好きって言ってくれる人とばっかり付き合ってたから、言ってくれないのは不安だなぁ」
ほら、昔の彼と今の彼を比べている自分に気がつきませんでしたか?その上、別れたばかりとくれば、こんな気持ちが生まれてしまう場合も。
「寂しいからそばにいてくれる人がほしい」コレもまた覚えがあるのでは?
前の彼と別れてぽっかり開いた心の穴。それを埋める「誰か」を求めた経験はありませんか?「そんなの本当の恋じゃないわ」「これじゃうまくいきっこない」そう思って深いお付き合いには至らなかったかもしれませんが、あなたの目の前の彼も同じ気持ちかも。特に、前の恋愛を引きずりやすい男性なら尚更のこと、「独りは寂しいから、女の子と一緒にいたいな」寂しさを埋めるための恋愛。それを求める男性もいるのです。
2:自分のことを話そうとしない
人間って、そう簡単に自分のことをさらけ出せないイキモノ。人間関係を深める中で重要な「信頼」を、心理学では「ラポール」と言います。人と人の心の間にある「架け橋」という意味です。実はコレ、恋愛でも非常に大きな意味を持つ言葉なのです。
想像してみてください。相手に対する信頼がないと、自分のことを話せないと思いませんか?嫌な印象を持ってしまった人に対しては、心の距離をとってしまいがちです。
「この人いいな」「この人にならいろいろ話せるな」
そう感じる条件として、見た目のイメージだけでなく、心で感じる「信頼」があるはず。好きな彼が、なかなか自分のことを話してくれない場合、彼はあなたのことをそこまで信頼していないのかもしれません。
いつも楽しい会話で笑わせてくれる。
いつも二人の共通の話題や、共通の趣味で楽しい時間を過ごせる。
そんな時間も大切ですが、真剣な恋愛に進展するには、まずお互いをもっと知る必要がありそうです。いいことばかりではなく、時には悩みだって打ち明けられる存在。そんな二人の関係が「ラポール」なのです。
3:音信不通、なのに突然また連絡がくる
「今、どこにいるよ」
「今夜、何時に帰るよ」
いいえ、そこまでは求めません。恋愛関係でそこまで求めてしまうと、逆に束縛を感じるでしょう。ですが、やっぱり、メールや電話はほしいものです。
ただ、仕事や学業で忙しい彼ならば毎日メールできないというのも当然のことですね。気をつけておきたいのは、その頻度です。しばらく定期的に入っていた連絡。けれども急にメールも電話も来なくなって心配していたところに、突然何もなかったかのように連絡をして来たとしたら、それは要注意です。
「愛の反対は、憎しみではない。無関心だ」という言葉があります。
恋愛感情があれば、忙しくて連絡がつかなかったあとには「ごめんね。忙しかったんだ」と相手の気持ちをいたわる言葉があるはず。いいえ、むしろ大切な相手であれば、「連絡できなかった理由」を伝えるなどしてフォローしてくるはずです。
それがないということは、あなたが「好き好き!」とアピールしすぎて、彼が安心しきっているのか、無関心なのか。いずれにしても誠意が感じられませんよね。
「どんな恋がしたいんだろう」思いはポジティブに
ここまで3つにわけて、「そこに愛があるか」をみつめる方法をご紹介しました。これに当てはまるから今の恋はダメなんだ、と簡単に諦めてしまわず、今の恋心をじっくりみつめてみる時期なんだと思ってください。最初にお話ししたように、上の3つを「自分」に置き換えて考えてみてくださいね。
「あれ?私って、どんな恋愛がしたいんだっけ?」
恋愛のビジョンを考える時、一つ気をつけておきたいことがあります。それは、「ポジティブ」にとらえるということ。自分をみつめることで、前の恋愛で受けた傷がそのままだったと気がついた時、「次は傷つかない」ことを願うのも当然。
すると、恋愛に求めるものも「傷つかない恋愛」になってしまいがち。けれどもそれが「幸せな恋愛」とは限らないのです。たまには傷ついたり、傷つけたりすることもあるでしょう。それを乗り越え絆を強くし、お互いを癒していける存在。ある意味、それを「幸せな恋愛」と位置付けることだってできますね。
そこに気がつけば、今、好きな男性が本当の恋愛対象かどうかもはっきりとしてくるでしょう。今までの恋愛は、今までのあなたがつくっているもの。「今の私はどんな恋愛をしたいんだろう」恋愛の成就には、彼を振り向かせるノウハウも必要ですが、その前にビジョンが必要です。いい恋愛を成就するため、「どんな恋がしたいのか」を考えてみませんか?そうして、「もっともっと私が幸せになるための恋愛」を手に入れてくださいね。